ベンチャーキャピタルに近い視点で企業を判断する部分もありますが、目的は会社そのもののエグジット(株式上場、売却)で利益を得ることではありません。
人材採用のお手伝いを通じて企業の成長に貢献することと、キャリアアップ転職を希望する方への適した環境をもつ企業への入社をお手伝いすることですから、社員一人一人の人生を豊かに、幸せにできる要素をもった会社かどうかということが重要な点です。
投資家は総経費に占める人件費の割合が少ないことをプラス評価するかもしれませんが、実は長時間労働が日常化し、しかも時間外勤務手当ては支給されない、さらには昇給もほとんどない、適正な評価もないという社員にとっては劣悪な労働環境の会社かもしれません。
実際にそのような従業員が搾取されているような会社が経営上の数値では高い評価をうけていることもあります。
データだけを見て評価が高い会社だから実際の社員の労働環境や待遇面も良いということはありません。
ある程度の水準にある労働環境や待遇、評価制度があることが重要な要素です。
ぬるい体質で辞める社員がいない会社が良い会社なのではありません。
成長企業であれば企業の成長に伴って自分自身も成長させていかないと居場所が確保できず退職していくことは十分ありますので退職者が出ることはある程度は当然の結果です。
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